技術屋的にはNOと言いたい。
というのも、2ヶ月前ほどに某橋カメラさんにて会社の同期と展示物を触っていた時のことである。
その展示物は8つほどのスイッチと部屋の模型で構成されており、押したスイッチによって部屋の模型の各部位が光るといったものだった。
で、もちろんそんなスイッチがあるとやってみたくなることがある。
それは8つのスイッチを同時に押すとどうなるか?である。
同期との結果の予想はもちろん全部位が光る、であった。
道理的にも各スイッチが各部位に対応しているなら、全て光るのは当たり前なことだろう。
しかし結果は、そんな予想を大幅に裏切るものだった。
なんとスイッチを押しても全部位が光らず、それどころかスイッチの蛍光部分がデタラメに光りだしたのだ。
何故なのだろうと同期と何回も同時押しを試していると、横から店内スタッフさんが現れて一言。
「お客様、あまりそのような押され方をされて壊されては困りますのでお止め下さい。」
「その展示物は100万円ほどかかっておりますので。」
その時思ったことは、「何故注意書きにそのように書かないのか?」と「そのようなものを展示しているのか」といった2つであった。
ちなみに、部屋の模型に100万円相当かかっているなら納得だが、部屋の模型自体は部屋の間取り図にアクリル板を差し込んだもので、
100万円かかっているとはとても思えなく、かけているとしたらスイッチの部分であろう。
技術屋的には、注意書きにかかれていないこと、尚且つスイッチを全て押すといった誰でもやりそうなことに対してのテストをやっていなかったことに対して憤りを感じた。
もしこれがWebアプリケーション開発であれば、formタグにSQLインジェクションかまされてDBがおじゃんになりました、ごめんちゃいなんてことになったら目も当てられない自体である。
物を作る際の大前提は、
「ユーザは入力に対して何でもしてくる」
と
「ユーザを信頼しない」
の2点であり、今回の件はそれに大幅に反しているじゃないということなのである。
まぁこんな風にあたかも正当化してみせたが、スイッチ全押しはお約束とはいえやりすぎたかなと反省。
店員さん、ごめんちゃい。