生涯未熟

生涯未熟

プログラミングをちょこちょこと。

勝間さん面白いよー

友人が3冊ほど勝間さんの著書を持っていて、「どうせ話題の本だから釣られたんだろ」と今まで軽視してましたが、実際読んでみると面白かったです。
話題の本だからといって敬遠するという食わず嫌いはやっぱいけませんね。

てなわけで、勝間さんの本を驚く程サクッと読めたわけですけども、この「読書進化論」は本をどう読むか?というよりも、読書を通しての本に対してどう付き合うか?というものだったと思います。
最初私は読書法に関する本かな?と思って手にとってみた訳ですけれども、良い意味で裏切られました。

私は読書というインプットを通じて、このようにブログという形でアウトプットしていますが、勝間さんもブログのアウトプットについてこの本で語られており、推奨されております。

勝間さん曰く、ブログは自分で書く日記帳などとは違い、人に見せるという緊張感を纏う行為によって文章力が洗練されていくという理由でした。(細かくは他にもあるのですが今回は割愛)

人間の社会生活において一番大切なことは「どのように自分の伝えたいことを理路整然と文章にし、言葉にできるか?である」という考えを私は人間の磨くべき主要なスキルだと思っています。
その考えが一番育たれる便利なツールがブログである、という先ほどの勝間さんのブログに対する考え方と私の考え方は一致していた部分があったのもサクッと読めた理由です。

この本の中には他の本に無い特徴として、自分の経験(今までの本の売り上げや本を売り出す際の出版社とのやりとりなど)をふんだんに入れられ、また第3者の意見として書店員やメールで投稿された方のメッセージなども盛り込まれ、それを元に話を発展させています。
今まで私が読んできた本では、そのような形式をとっている本には触れていなかったので新鮮な読後感も味わえました。

さらに、勝間さんと出版社のやり取りの中で勝間さんが出版業界に対しての指摘をされている部分があるのですが、マーケティングの知識を交えとても的確な指摘で、私がいままで漠然に考えていたことがはっきりと晴れた気分でした。

これらの通りこの本を読んで「あぁー確かに」という感嘆の声が漏れることは多々あると思います。
最近読んだ新書の中では一番「おっ」と思わせられる本だったので、もう一度じっくり読んできたいと思いますw