皆さんゲーム楽しんでますか?
私はもっぱらiPhoneでストリートファイター4VOLTのネット対戦を楽しんでおります。
ゲームって私くらいの20代の人にとっては昔から馴染みのあるもので、
今更、変えようのない習慣になっているって人も多いことでしょう。
あまりゲームにハマりすぎるのもアレですが、そこそこやる分にはストレス解消に持って来いですね。
だけど、せっかく長年やってるゲーム。そのままその経験を腐らせるのも癪じゃないですか?
で、今回の思考実験として
「人生をゲーム化してみよう!」
って題材でやってみようと。
※ちなみにカテゴリとしてはRPGの設定でやりますのであしからず。
・ゲーム化3大要素
まず、ゲーム化をするにあたってゲームのどんな要素を人生に当てはめていくのってことを考えていきます。
私が使う要素としては、
・プレイヤー(自分)
・モンスター(敵)
・エンディング(目標)
の3つの構成要素を元にゲーム化していこうと思います。
今回はこの3つを使いますが、ゲームなんてものはそれこそ膨大な要素から出来上がってるものなので、
自分で思考する時は別の要素を使うと、また違う結果になったりするのでそれもまたオモシロイですね。
・プレイヤー
・ステータス
あなたは人生がゲームだとすると、どういったステータスを持ったプレイヤーになりますか?
HP(体力)に特化してる人もいるかもしれませんし、逆に賢さ(知恵・頭の回転力)に特化してる人もいるでしょう。
では、それらを総合して見れるように次の5つの能力を5段階に割り振ってみたらどうでしょう?
カッコ内にはそれらの能力を指し示すであろう要素を書いていますが、
必ずこれに従うことはせずにあなたがこうだ!と思うものを当てはめていってください。
・ちから(技術力・交渉力・創造力など)
・すばやさ(行動力・決断力など)
・たいりょく(筋力・免疫力など)
・かしこさ(知識力・頭の回転力など)
・そうび(資格・他者より飛び抜けた技能など)
さて、あなたはどんなタイプのプレイヤー、主人公になれたでしょうか?
かしこさが高いが、体力が低い俗に言う魔法使いなタイプか、ちから・たいりょくが高く、かしこさが低い戦士タイプか、
はたまたすべてがオールラウンダーな勇者。
ただ、どんなタイプかというのを言及するのもいいのですが、まずは自分の「何がずば抜けていて、何が劣っ
ているのか?」を洗い出すのが目的です。
こんな馬鹿馬鹿しいと思えることでも、普段よりちょっとは自分のことを見直すことができますよ。
・EXP(経験値)
では、次にあなたのステータスが分かったところで、現在のあなたの経験値ってどのくらいなんでしょう?
これは無理に数値化するより、あなたが今までしてきたことを挙げるといいかもしれません。
例えば、「基本情報技術者試験の勉強をして受かった」や「第一志望の大学に落ちたが、第二志望の大学には行けるくらいには勉強した」など
学生の時にできる経験値や、
「新しいプロジェクトのリーダーに抜擢され、プロジェクトをやり遂げた」や「プロジェクトには失敗したが色々な失敗原因が見えてきた」など
社会人ならではの経験値もあります。
それらが、今のあなたのステータスを作り上げているのも確かですし、例え失敗の経験しかないとしてもそれらは必ず経験値として貯まっていることでしょう。
ここではあなたの経験値を見直すことで自信を持つことが大切です。
成功としての経験値は、自信をくれるきっかけになりますし、成功から次への冒険へ行くのはさぞかし気分が良いものでしょう。
またどんなに失敗しても、あなたはゲーム(人生)の主人公なのです。
失敗したとしても、電源を切る前に王様の前からまた新しい冒険を試みましょう!
・そうび
「武器や防具は 持っているだけじゃ 意味がないぞ!
ちゃんと 装備しないとな!」
とはどこぞの武具屋や兵士が言いそうなことですが、人生のゲーム化においてもそうです。
例えば、あなたがもし「基本情報技術者の資格を持つコックさん」だとしたらその基本情報という武器は装備出来てると言えるでしょうか?
どんな立派な装備でも、あなたがこれから向かう戦場で使える武器じゃないといけません。
じゃないと最悪スライム程度にやられるという事態もやぶさかでない。
まずは、あなたの持つ武器を列挙してください。
その中であなたが本当に装備している武器はいくつありますか?
もし、武器が貧弱なら新しい武器を調達しましょう。
もし、武器を装備していないだけならそれを装備してみてください。
前者なら、新しい武器を片手に強大なモンスターを越えることが出来るかもしれません。
後者なら、武器を正しく装備し今までの戦いをより戦いやすく出来るかもしれません。
具体的なことはここでは言いませんが、一度あなたが持つ装備を全て確認してみることも、
きっとこれからの敵に立ち向かうために必要になるでしょう。
・モンスター
あなたが子供の頃はどんなモンスターと戦ってきたでしょうか?
ハイハイをする、自転車に乗る、受験を乗り切るなどは比較的ポピュラーなモンスターです。
では、あなたが年齢というレベルの上昇に伴い、そのモンスターはどのようなモンスターに変わりましたか?
仕事上でのトラブル、上司や部下の立ち位置の問題、職場環境での障害など強大なモンスターになっていることでしょう。
あなたがこれらの強大なモンスターに立ち向かうために何が必要ですか?
またこのモンスターから得られる経験値は?お金は?
これらをひとつずつ精査していくと、「このモンスターと戦うのはまだ早い」「このモンスターよりあちらのモンスターの方がおいしい」など
それぞれのモンスターを更に知ることができます。
メタルスライムのようなモンスターを追い求めるのもいいですし、スライムのようなザコ敵で経験値を貯めるのもひとつです。
また大切な事ですが、最終的にはプレイヤーの倒すべきラスボスを設定してください。
これが無いと冒険の意味もないですし、後述のEDにも繋がりません。
絶対にプレイヤーの倒すべきラスボスを見据えてください。
・ED
RPGというゲームの性質上、ED(エンディング)はハッピーエンドになるのが殆どだと思います。
ですが世知辛いかな、私たちのやっている人生というゲームはなかなかハッピーエンドを見せてくれませんし、
逆に明確なバッドエンドもそうそうありませんので、ただレベル上げを永遠にやっているような感覚に陥ります。
このような現象に何故なるかというと、それは倒すべきラスボスがいないからです。
RPGの流れとしては、ラスボスがいる→困る→ラスボス倒す→ハッピーという流れになります。
では、あなたの本当のハッピーエンドを妨げているラスボスは何でしょうか?
またそのラスボスを倒した先にどんなハッピーエンドがあるのでしょうか?
これらを設定してあげるだけでも、毎日の生活というレベル上げにちょっとのハリが生まれることでしょう。
毎日の退屈なレベル上げを楽しいレベル上げにするためにも、憎いラスボスを丹精込めて作ってあげてください。
・まとめ
毎日頑張っても成果が得られないってのはなかなか悲しいものがあります。
そんな時に悪魔のささやきか、「もうこんな努力やめちゃえよ」っていう声が聞こえてきますが、
それを打ち破るために今回の思考実験をしてみました。
私自身、最近読書が役に立ってるのかちょっと分からなくなってきた点もあり、
それがラスボスを見失ってスライムを狩るだけの生活になってるのかなって思ったのがきっかけ。
私も人生というゲームを楽しむプレイヤーの一人になるべく、
憎い憎いラスボスを創り上げなくちゃと思わされた思考実験になりましたまる
バジリコ
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