生涯未熟

生涯未熟

プログラミングをちょこちょこと。

「サイト信頼性を高める前に開発チームからの信頼性を高めよう」というLTをしました

Findy社様が開催されたSRE大集合!みんなで学ぶ、信頼性を高めるための取り組みLT大会に登壇させていただきました。

findy.connpass.com

今回はソフトスキルに主眼を置いた内容を発表致しました。

発表で伝えたかったこと

何を発表しようかなと考え、改めて振り返った時に「開発チームに本当に助けられてるなぁ」と感じ、何故開発チームとここまで信頼性を築くことが出来たか?何をやったのか?を自分の備忘録としても書き残しておこうと思い、こういった内容にしました。

SREを実践している人間にとってはコミュニケーションは切っても切り離せない必須スキルです。ただし、「こういった感じでチーム間のコミュニケーションを活発化させているよ!」や「コミュニケーションでこういう失敗をしてしまった!」みたいな成功/失敗問わず、あまりコミュニケーションを取り扱ったLTが自分が見てきた中で少ないように思っておりました。(こんなLTはあったよ!っていうのを教えてもらえると助かります🙇‍♂)

そういった意味でも、ソフトスキルの話をしてみるかーとやってみましたが、結果として7~8分という短い尺にソフトスキルの話は丁度いいテーマでした。

発表内では伝えきれなかったこと

発表時間的に一人Embedded SREとしてどのようなことを考え、実行しているか?は説明できませんでした。そちらは別のカンファレンスで発表したものを見てくださいとお話はしましたが是非見てもらえるとありがたいです🙇‍♂

www.youtube.com

speakerdeck.com

また、ご質問を一ついただきましたが緊張でうまく答えられず申し訳ありませんでした・・・
時間をどうやって捻出しているのか?といったご質問でしたが、プロダクション開発とSREを兼ねていた時だと正直どう工夫しても余裕のある時間の捻出は無理なので、多少は残業なりで頑張るしかないといった回答になってしまいます。
しかしながら、機能開発はやらなかったので特に守らなければいけない〆日があるわけでもなかったので、実際はそんなにカツカツでやってるわけではなかったです。プロダクション開発をずっとやり続けることはしないと開発チーム側に宣言もしていたので、本当に時間的にキツいとなった時にはやめるという選択肢があったのも精神的に楽でした。

あと、それでもキツいと感じる方は一旦比重をプロダクション開発寄りにし、SREは余剰時間で進めていくくらいの始め方でもいいのかもしれません。個人的にいきなり今まで開発をやっていた一人が「今日からSREに100%集中します!」ってのはあまり良くないかなと思っていて、開発チームからすると「こちらの負担が増えることをしようとしている」と心象が悪くなり、反発を生む可能性もあります。(SREの探求の6.1.2 「SREの派遣」に近い話) なので徐々にSREを進めていき、信頼と理解を獲得していくやり方がSRE・開発チームどちらにとっても丸いやり方かと思います。

最後に、基礎的なこと過ぎて書かなかったのですが、信頼性を得るには普段から開発チームとの雑談も欠かさずニコニコと機嫌の良い自分で居るのがコツかもしれません。普段の態度もコミュニケーションにとっては大事なことですね。

というわけで、今回発表を聞いてくださった方や、主催のFindy者様ありがとうございました!