生涯未熟

生涯未熟

プログラミングをちょこちょこと。

社会人1年目が感じたプログラム開発の現場のアレコレ

・はじめに

社会人生活半年目でやっと日々の生活に慣れ、落ち着きを取り戻してきました。


実際の現場に投入され(OJT名目ですが)、職業PGとしての自覚がスクスクと育ちつつある毎日を送っていますが、
やはり今でも個人での開発と、顧客に渡すものとして開発するギャップに戸惑う部分も多々あります。


・プログラミングはそこまで大事じゃない

こんなこと書くと語弊が生まれそうですが、プログラミングはそこまで大事じゃないってことがヒシヒシと感じられます。

今、俗に言われる上流工程から体験させていただいているのですが、プロジェクトにおいてのプログラミング部分ってのは実際の2〜3割ほどの工程でしかない。

ほとんどの労力が設計にかけられているってことは物の本で学んだりはしましたが、本当にその通りです。




んじゃプログラミングって手抜いていいの?ってなりそうですが、プログラミング知識だけは無いと死ねます、ってか仕事にならない。

私みたいな社会人1年目やらの下っ端ってのはプログラミング部分の構成要因に駆り出されます。

その時期に困るのも要因の一つですが、上の立場になりプロジェクトリーダー、またはプロジェクトマネージャーになった時のことを考えると更に目も当てられない事態になる。




また、プログラミングが好きな人にとって歯痒いのが「綺麗なコードが決して正解ではない」こと。

プロジェクトでは、仕様変更なんてのがコロコロ出ます。実際、私が今経験しているプロジェクトでも私の担当している部分で既に一回の仕様変更がありました。

その時に必要なのが、仕様変更に耐えられるように柔軟なコードを書くこと。

最初から全てが決定していて、それに沿うように綺麗に書くことはしたいですが、グッと堪えてどんな変更にも応えられるようにすることが求められるのです。



・外と内を意識しなければいけない

人様からお金頂いて開発するんで当たり前なんですが、外向けと内向けを考えないといけないことがあります。

資料作りにおいてがまさしくそれで、元々資料作りが苦手な私には辛いところでした。



画面設計書を作成した際に、PMにレビューをしていただいた時の真っ先に出た指摘が「汚い」だった。

確かに、画面上のボタンの設置箇所など適当にしてしまったのもあるが、外向きに作る資料はとにかく「綺麗」なのが最優先なのだと教えられた。




そして、内向きの資料。

テスト仕様書などがそうなのだが、こちらはとにかく「精度」が求められる。

どれだけ正確にテスト項目を作成でき、どれだけバグを発見するか、の中身の部分が最優先なのである。



・まとめ


と、2項目ほど挙げてみたが、いざ振り返ってみるとこれだけしか感じ取れる部分が無かったのかと反省。

まだまだ教えて頂いたことは沢山あるのに、日々の生活の忙しさに埋もれてしまったという言い訳は効きませんかねw


最後に、あるベテランの方に言われて凄く印象に残った言葉がある。

それは、「開発において自分のポリシー(信念)を持つこと


自分の中に確固たる自信を持ったポリシーを持たないと、自分の開発における行動指針がブレてしまう。

そして、プロジェクトによってはそのポリシーを曲げてやらなければいけないことがあるが、これこれこういう理由で曲げているという「何故」なのかがハッキリ見えてくる。

そういったことを知り、開発においての自分の根っこを持たなければ成長できない。



という、人によっては当たり前なことかもしれないが、私にとってはズシンときた。

こういった自分を成長に導いてくれる方がいると会社に入って良かったなーと改めて感じます。




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