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生涯未熟

プログラミングをちょこちょこと。

笑わない数学者

やっと森博嗣先生の「笑わない数学者」を読み終わりました!
今回で通称S&Mシリーズの3作目になるのですが、やっぱり犀川創平というキャラクターは格好いいですねw

頭の回転力の早さ(本人に自覚なし)から繰り出されていく事件への糸口、そして解決にいたるプロセスまでクールなんですよw
自分の中では、今まで「巷説百物語」の又市が一番好きなキャラクタ
ーだったんですが、それが揺らぎそうw


さて、読んだことのない人向けに軽く説明を致しますと。
萌絵(物語のヒロイン)から誘われた犀川は、萌絵と共に偉大な数学者、天王寺翔蔵のいる「三ツ星館」へ。
そこで発生した殺人事件と三ツ星館の庭にあるオリオン像の消失トリック。
この難題二つに犀川はどのような解答を見せるのか?


と、いうのが簡単なあらすじです。
数学者が出てくるというからして、話がいつも以上に難しかった気がするw


この中でも特に犀川が思考する場面で、
「一瞬浮上したその感覚・・・。その違和感・・・。
 シャボン玉が割れないよう、そっと手を差し伸べるときのように・・・、呼吸を抑える。
 再び沈み込んでしまわないように、しばらく息を止めた。

〜中略〜

 わかった、と思った瞬間に忘れてしまうのである。
 わかった、と思ってしまうから、忘れてしまうのかもしれない。」


作品中、この部分が一番共感出来ました。
私も入浴中に「あっ!」と閃き、出たら書き留めようと思い忘れてしまったことが何度あったことか(w)。
思考し、その答えに至るまでの過程が、複雑であればあるほど忘れてしまいがちな一場面を精密に書ききっている、と私は感じた。

あと、天王寺翔蔵の「中と外」という考え方にもかなり頭に刺激を受けました。
この笑わない数学者を振り返ってみても、その考えに思い当たる部分もあり、自分の中にもそういう部分を見いだせれた点でもこの考えがどれだけ奥深いものかが分かる。



さらに、どうでも良いことなんですが、最後の感想を書いてくださっている方が、私の持っている本の「考えすぎないほうがうまくいく」の著者で森毅さんでしたw
森さんといえば、最近新聞にも取り上げられたように調理中に大やけどを負ったそうでとても心配です。
また元気になられて本を書いてくださればなぁ、と切に願っています。





これで、現在読んでいる本は一冊のみとなりました。
またS&Mシリーズの次回作を読み、さらに新書あたりを読めたらな、と思っている私ことしょっさんでしたw